陰陽記伝
陰陽記伝シリーズ登場人物紹介
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安倍晴明(あべの せいめい):平安
平安陰陽記伝の主人公

 のちに稀代の陰陽師と謳われるようになる、若き陰陽師。
 四神を従え、陰陽師としても優れた能力を持つが、怠惰な性格でそれが表に出ることは稀。
 外面が良く、周囲からの評判は良いが、身内(とくに式神)に対しては暴君ぶりを発揮する。素直に感情を露わにすることのない捻くれもの。
 四神に「主」と呼ばれることを極端に嫌っている。
 唯我独尊、傍若無人、厚顔無恥。誰よりも優しく、誰よりも残酷で、誰よりも強く、誰よりも弱い人(四神談)


符宮葛葉(ふみや くずは):明治・平成
明治・平成陰陽記伝の主人公

幼き頃、木狼(大神)と出会い、心を通わせあるが、やがて決別し、木狼共に眠りにつく。
狐の血を濃く継いでいるためか、あるいはその魂の性なのか、人の中にありながら、人ゆえの歪みを知らない。
百年余りの目覚めの後は、すっかり現代に馴染んでいる。
多くの物の怪を「友」とし、数多くの式神を従えている。
年齢に合わず天真爛漫で、精神年齢が幼いが、その実力は安倍晴明の再来と言われている。
葛葉の常識は、世間の非常識。

水椥道馬(みなぎ どうま):平成
平成陰陽記伝の主人公

水椥家の若き五代目当主。
現世において、唯一式神を従えることができるため、百年に一度の天才と言われていた。葛葉の目覚めによって、プライドをぼろぼろにされる。
当初、自分の力に絶対の自信を持っていたが、葛葉という存在が現れたことにより、自分の「力」とは、「当主」であることの意味について考えるようになっていく。
成長途中ゆえに、実力は未数値。


木狼(もくろう):平安・明治・平成
居場所を追われた国津神の大神。

眷属を守りながら、いにしえから生きる孤高の神。
本性は巨大な黒い狼。眷属を狩り追う人を嫌っていたが、幼かった葛葉を救い、葛葉に真名を教えた。「木狼」は、木狼の真名が長いという理由で葛葉が略したあだ名。
神の矜持ゆえに周囲を見下す態度をとるが、短い生を生きるモノたちを慈しみ、平穏を望む優しい神。
人間に対する憎悪により、禍ツ神に成り果てようとしていたところ、葛葉に封じられる。
目覚めた後、葛葉を殺害しようとしたが、唯一の理解者であった葛葉を殺すことができず、一時的に和解となる。

天清/天写(てんせい/あまうつり):平安・平成
四神の一柱、東の青龍

平安時代に安倍晴明の式に下り、「天清」の名を承る。
平成で水椥道馬の式になり、「天写」の名を与えられる。

天清だったころは、晴明の女房役として安倍邸の一切の家事雑用を引き受けていた。晴明の機嫌が悪くなると真っ先に標的にされる、ちょっと可哀そうな立ち位置だった。
道馬の式神になってからは、過去に主を失ったトラウマゆえか、平安時代の抑圧の反動か、道馬のことを猫かわいがりしている。主バカ。
主人の力によって、頭の尾の形状が変わる。
(平安:龍  平成:魚)

凰扇/ヒナ(おうせん/ひな):平安・平成
四神の一柱、南の朱雀

四神の中で唯一の女性形でありながら、四神の中で一番雄々しい。
平安では、晴明に従い、「凰扇」と名を与えられていた。安倍邸の力仕事担当。
晴明の死後、日本各地を放浪し、現世では「双炎のヒナ」と名乗っている。
ある目的から、強い人間を見つけると決闘を申し込んでいる。
四神でありながら、長い間、その能力を行使していなかったため、四神らしい力が揮えなくなっている。
かつての主人である晴明に少し似ている葛葉が気になるらしいが……。

汐毘/白(せきび/しろ):平安・平成
四神の一柱、西の白虎

四神の中で唯一、人型を取らず、四神の中で一番年上らしい。
平安では、晴明に従い、「汐毘」と名を与えられていた。
晴明の良き相談相手で、晴明を唯一説き伏せることができる。虎の姿に変じることもあるが、大抵は、猫の姿で晴明の膝の上に収まっている。

平成で、葛葉に拾われ、「白」と呼ばれることになる。

刹影/三葉(せつえい/みつば):平安・平成
四神の一柱、北の玄武

平安では、晴明に従い、「刹影」と名を与えられていた。
式神としてもっとも式神らしい態度をとる。晴明の命令には絶対に従い、疑問を投げかけることはほどんどない。与えられた仕事も完璧にこなし、無駄口を叩かないため、晴明も重宝していた。汐毘、晴明以外とはあまり口を利かない。

わけあって、幼子の姿に変じ、平成で、葛葉に拾われ、「三葉」と呼ばれることになる。